誓い

2002年9月1日
つい何日か前に、元彼(別れた彼)から電話がきた。夜中だったのだけれど、出てしまった。
【おう、元気にしてるか?】
ん?この人は別れた女に電話しないと豪語していたのではなかったか?それが自ら電話?という疑問を抱きつつ、話を聞いた。
【りりこは今までの女と違って、他の男と寝たとか、他に好きな人ができたとかで別れたわけじゃない。それに、付き合っている間も穏やかだった。人としても惹かれてた。だから、別れたからといって話さなくなるのはもったいないと思ってさ。それになんか暇なんだよね。構ってよ。深い意味なく、暇つぶしだと思ってくれていいからさ。】

いや、本当はね、他に好きな人ができたんだ、とはやっぱり言えず・・・。

【ダメだよ。そんなの貴方らしくないし。私は会うことはできないよ。新しい道を歩いているんだし、今はもう出発したばかり。寂しいってだけで中途半端に会ったりしないほうがいいのよ。】と答えた。
それでも元彼は【どうしてだ。そんなに俺と会うのは嫌なのか?顔も見たくないのか?何を怖がっている?・・・もうりりこを口説いたりしないよ。好きだなんて言わないよ。だから、普通の友達としてりりこの友達と一緒に遊ぼうぜ。俺、今まで彼女の友達と会ったことってなかったんだよね。そういう出会いも大事にしたいからさ。】元彼には私の一番の親友を紹介して、3人でも随分遊んだ。私との繋がりがなくなって、同時にその親友と会うこともなくなるのが元彼には勿体無い、と言うのだ。一番はやはり寂しさからだろう。【他に男の友達とかと遊ぶのもありじゃないの?】と聴いたが、あまり繋がりがないらしい。
ただ、元彼は付き合っている当時私に、【元彼からなんで電話がくるんだよ?会ったりしてんのか?別れたのに連絡してくるんじゃねーよ!】とものすごい剣幕で怒ったことがあった。それは単なるヤキモチかな、とも思うけれど、あそこまでの勢いで怒っていた人が今、同じことをしている。その変わりようにびっくりした。
延々と3時間半。朝までずっと【会おうぜ】を繰り返された。そして【本当にりりこを好きだったんだぜ?信用してくれよ。あれもこれもしたじゃねーか。そういう俺の行動を認めてくれよ?】と言った。
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隠しているということは苦しいことだけど、やっぱり今は言えない。真実を言ってしまうのは自己満足にしかなりえない。
いつだったか【友達に取られるのが一番最悪なパターンだよな】と言った元彼の言葉が未だ頭から離れない。だからこそ、今は言えない。
新しい彼氏のYくんは、【いつかはどんな形かで知ることになるだろう。その時の心構えは俺はできているつもりだ。こっちに選択権はない。あとはタイミングだな。本当のことを告白する時がきたら、あいつとの友情は終わりだろうな。】と言った。
【本当にいいの?私を選んだこと、後悔しない?】
【何言ってんだ。りりことはずっとやっていくって決めたんだよ。お前と天秤に掛けられるわけないだろう?】

Yくんにはあの後プロポーズされた。
【結婚を前提に付き合ってほしい。結婚しよう。幸せを二人で作っていこう。】
【はい。私でよければ貰ってください。貴方のものにしてください。幸せになろうね。】
そして、今年の暮れに私の実家に挨拶に行きたいとYくんは言ってくれた。
ずっと好きだった人に伴侶として望まれるのことは最高の幸せだ。最高の奇跡だ。

前は隣に寝ているのに孤独を感じていた。
抱かれても抱かれている気がしなかった。快感と愛の感じ方は別だ。同時進行はしない。
でも今は違う。隣に眠るYくんの気持ちが伝わってくる。たくさんの暖かい言葉がそのまま私の心に響いてくる。
心の通じ合うセックスは本当にいい。心身ともに何度も何度も私は絶頂に達する。

たくさんの汗を流して熱くしてくれるこの人を、私は全力で守っていこう。
全てのことを受け止めて、彼を愛し続けよう。

好きで、好きで、好きでたまらない。
この気持ちをどうすれば良いのかわからなくなってしまうくらい。

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